グッドナイト スリイプタイト

三谷幸喜が好きだ。


ということで、金曜日に舞台を見てきました。
三谷幸喜脚本最新作「グッドナイト スリイプタイト」。
http://www.parco-play.com/web/play/gnst/index.html
中井貴一戸田恵子という三谷作品ではおなじみの2人芝居です。
タイトルは「ぐっすりおやすみ」という意味らしいです。


さて、脚本家本人による開演前のメッセージからカーテンコールまで
いつもどおり極上の喜劇であったわけだけど、今回は単なる喜劇じゃ終わらない感じがしました。


ラブラブだった二人が、やがてすれ違い、離婚という結論を選択する。
物語はその離婚という瞬間からスタートして、30年間という時間を行ったり来たり。
ドラマチックな出来事はなく、ただ淡々とすぎていくありふれた毎日。
(まあ、そのありふれた毎日がどんなに幸せなことかとも思うけど。)
仕事と家庭だったり、子供をもつか持たないかだったり
夫婦であれば、誰にでもありえるシチュエーション
それだけに何かと考えさせられる舞台でもありました。
まさに可笑しくてちょっと切ないラブストーリーです。


ちょっと苦めの大人の喜劇を、奥さんと2人で十分に楽しませて頂きました。
1月9日は脚本家があいかわらず出たがりで、会場が沸いていましたが、他の日はどうだったのでしょうね?